安定生産への取り組み(GC-SCOPE)

当社では、GC-SCOPE(安定稼働と事業継続性を支える保全・向上プログラム)を通じて、生産力の向上と安定生産の実現を目指しています。 この活動は、①設備の保守・保全計画、②TOC理論により資源投資・配置、③BCP(事業継続計画)を構成されています。概要は、下記のとおりです。

 

※1 To- EMS:Tactical Operations Engineering Management System ※2 GC-SCOPE:GreenCaps Stability, Continuity, Operations, Preservation, Enhancement
(グリーンカプス製薬 ~安定稼働と事業継続性を支える保全・向上プログラム~)

GC-SCOPE(高効率の安定生産):「設備の保守・保全計画(To-EMS※1)」「BCP」「TOC理論により資源投資・配置」

① 設備の保守・保全計画

01 設備(製造・ユーティリティ)をリストアップ

静岡工場における全設備リストアップ。

02 予知・予防・保全・事後保全の実績のデータベース化

設備の故障・保全の実績、トラブル対応時の記録各対応における属人化の防止。

03 設備故障の影響範囲・重要度等の整理

各設備で、故障した場合の工場への影響、修理期間などを整理し、メンテナンスの重要性を評価しする。

04 メンテナンス(予知・予防保全)計画の立案・実行

メンテナンス計画の立案と関連メーカーとの調整・協議。

 

To-EMS⇔予防保全計画 →工場の安定稼働の実現

② TOC理論により資源投資・配置

01 ボトルネックを特定する

工程全体の中で最もパフォーマンスを低下させているボトルネック(制約条件)を発見。

02 ボトルネックを最大限に活用する

特定したボトルネックを最大限に活用する方法を考える。現状のリソースを活かして改善を試みる。⇒各工程別シフトでの工程稼働UP。

03 他の全てをボトルネックに従わせる

制約条件に合わせて他の工程やプロセスを調整し、負荷を軽減する。

04 ボトルネックを改善する

設備投資や人材育成などの資金を投入して制約条件を改善し、ボトルネックの処理能力を向上させる。

05 新たなボトルネックを探す

改善が進むと新たな制約条件が現れるため、再び最初のステップに戻り、継続的な改善。

③ BCP(事業継続計画)

当社 静岡工場では、感染症及び災害等(火災、地震、台風等)の発生により事業継続が困難となることに備えて、統制ある組織を編成し、迅速にして適確な対応をすることで、事業の継続又は早期回復を可能とし、医薬品の安定供給の義務を果たす体制・手順を構築します。

BCP(事業継続計画)とは

“企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと”

※中小企業庁HP 参照

 

具体的には… 緊急事態の際

  • ヒト(従業員・地域の安全)
  • カネ(当座の復旧資金、従業員への支払いなど)
  • モノ(工場・機械設備・原材料・資材の手配)
  • 情報(ITシステム、会社の保有する情報)

の保護及び復旧に対する計画を明確にし、中核事業の早期復旧をします。

 

 

BCP(ハザード類型と影響を受ける資源)

 

  従業員 建物(電気・ガス・水含む) 生産設備 原材料 IT
地震
火災
台風
噴火
ウィルス感染
情報漏洩 (サイバー攻撃)
水(品質)リスク

 

基本方針

  • 人命第一 顧客及び従業員とその家族の安全を第一に考える
  • 安定供給責任 医療上の供給状況・重要性を考慮し、必要とされる医薬品を優先して事業の継続または早期復旧を実現することで安定供給の義務を果たす
  • 顧客からの信頼 情報の透明性を確保しつつ、早期の業務再開を実現し、当社顧客及び医療現場への影響を最小限にとどめる
  • 雇用確保 保険などによる財務上の手当てと早期の業務再開で、売上を確保することで従業員の雇用を守る
  • 地域貢献 早期事業再開により地域の復旧・復興に寄与し、地域経済の活力を守る。また、地域の災害対策支援要請に極力応えるよう務める

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